筆者はお絵描き人生の大半をアナログで過ごしてきました。
遅筆で集中力も勢いも保てない性格なので、いざイラストを描き始めても色塗りまでたどり着かず、モノクロでも仕上がらず、線画の清書で終わっている絵ばかりが手元にあります。

デジタルなら描き直しもしやすいしチャレンジしよう!
と思ったものの、自分が描いたデジタル線のガッタガタさに呆然
なるほど、子供の頃から慣れ親しんだツールを超えるほど自分に馴染ませるには、当然、時間も手間もかかるものだよね
結局、デジタルチャレンジは停滞中。
そんなことはさておき、
アナログ一途な絵描きにも、デジタルの味見をさせてくれる。
それが「AI塗り」の面白さのひとつだと、筆者は思っています。
画像|アナログ原稿の写真をAI塗りするとどうなる?
使用AIサービス:ChatGPT
今回はアナログ原稿をスマホのカメラで撮影し、
明るさ調整などの編集を何もしてない写真で検証します。
4パターン見ていきましょう。
【検証1回目】

イラストは横を向いた女性の線画イラストです。ゆったりとしたハイネックを着て、右手は首元にあてています。こちらを明るい雰囲気にイラスト風に色塗りして下さい。

思った以上に明るく、写真の影などの影響も感じない仕上がりになりました。
【検証2回目】

画像は人魚をイメージしたドレスを着た女性です。こちらをイラスト風に色塗りして下さい。ドレスの一部には、美しく透けた鱗の意匠を付加し、虹色の燐光を散りばめて下さい。シフォンの部分はより透け感を出して下さい。

こちらも、元がスマホで撮ったアナログ原稿の写真だとは感じさせない「綺麗なデジタルイラスト」に仕上げてもらえました。
【検証3回目】

画像はイチゴをモチーフにした少女の線画イラストです。紙を写真で撮ったので画像が歪んでいます。最初にその歪みを人体デッサンの違和感が無くなるよう補正して下さい。次に線画イラストをイラスト風に色塗りして下さい。少女のワンピースは清楚な小花柄にして下さい。

可愛く仕上がったのですが、
デッサン修正をお願いした影響なのか、逆に鎖骨周りがおかしくなってしまいました。
主線も心なしかガタガタしています。
個人的にはこのザラついた線は好きですが…
直して欲しかった足の大きさやデッサンは直らず。
指定しなくても ChatGPT はある程度デッサンの修正をかけてくれるので、殊更に「デッサンを直して」と指定するのは悪手になることがあるかもしれません。
【検証4回目】

こちらは樹木のある和風な景色(木造建築や竹垣、石畳がある)の中に水干を着て弓道の弓を持つ人物が2人いる白黒イラストです。こちらをアニメ風に色塗りして下さい。木漏れ日が感じられる空気感を演出し、影のコントラストを入れて人物に視線が向くよう遠近感も出してください。主線に黒は使わないでください。光が強く当たる箇所には白の細い主線(光が当たった箇所の縁どりの演出)を効果的に配置してください。

背景付きのトーンイラストも、それぞれ何が描かれているのかをしっかり判別して塗ってくれました。
水干や小道具が なんちゃって なので正確に解釈されないのは仕方ないことを考慮すれば、「よくここまで塗ってくれた」という感想しかありません。
まとめ
どうでしょう。
皆さんが想像したより、綺麗な仕上がりになっていたでしょうか?
筆者はこれを試したとき、「なんてすごいんだ」と驚きました。
アナログ原稿がお手元にあるそこのあなた、
自分のアナログイラストがデジタル着彩されたらどうなるんだろう?
その一例をぜひ、AI塗りで楽しんでみるのはいかがでしょう。
筆者は10年以上前のイラストまで引っ張り出して、めちゃくちゃ楽しんでます。
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